三条市内にカルガモの親子がやってきた。親鳥1羽にひなが12羽。愛らしい姿に近所の人たちは目を細めている。
カルガモ親子が姿を現したのは、三条市北入蔵地内でJR信越本線の入蔵踏切のすぐそば。線路わきを流れる幅60センチほどしかない用水路で泳いでいる。
12羽のひなは子どもの握りこぶしくらいの大きさ。親鳥が移動すると糸でつながっているようにひなは数珠つなぎになって親鳥に寄り添って移動する。親鳥の背中に乗っかるひなもある。
昨年の春も同じ場所に親鳥が見られたが、1週間とたたないうちにいなくなった。その親鳥の子どもが戻ってきてひなを育てているのではと話す近所の人もいる。
ひなの成長は早く、遅くとも8月中には巣立っていくと思われるが、近所の人たちは1日でも長く滞在してくれることを願っている。