三条市は8月19日、日帰りの芸術鑑賞ツアー「能登・加賀 漆器体験ツアー」を行うので、参加者を募集している。
漆器生産が盛んな石川県で、輪島塗の沈金という手法で絵付けを体験し、山中塗の資料館を見学する。沈金は鉄筆で塗装面を削って模様をつける。最後の仕上げは職人が沈金作業をしてくれるので、漆にかぶれる心配がなく安心して作業できる。山中塗も輪島塗と並ぶ有名な漆器で、能登・加賀漆器の奥深い歴史を味わう。
参加者は市役所三条庁舎に習合し、午前7時出発、午後8時帰着。バスに乗って石川県小松市の加賀伝統工芸村ゆのくにの森などを訪ねる。参加費は交通費や絵付け体験も含めて8,300円。定員42人、抽選で参加者を決める。
芸術鑑賞ツアーでは、首都圏を中心に公演を見たり、展覧会を見学したりと地方では体験できない芸術にふれてもらっている。今回はNHK連続テレビ小説「まれ」で注目が高まっている漆器をテーマにした。
参加申し込みは7月27日午後5時必着で往復はがきで申し込む。往復はがきに参加者名(2人以内)の郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、生年月日、電話番号を書いて申し込む。抽選結果は31日ころに応募者全員に送付する。申し込み先は【〒955-0072 三条市元町13-1 三条市生涯学習課「芸術鑑賞ツアー係」】。問い合わせも同課文化振興係(電話:0256-47-0048)へ。