三条市大野畑、済生会三条病院では、8月4日午後2時から同病院で夏休みの女子高校生を対象に健康教室特別企画「人生を変える★ガールズアクション」を開き、助産師が講師となって将来にわたって女性が健康的に過ごしていくために今、知ってほしい自分の体や性に関する正しい知識について話すので、参加者を募集している。
10年ほど前から同病院の助産師が学校に出向いて性教育などの実践を行っているが、同病院で開く「ガールズ★アクション」は昨年に続いて2回目。昨年は、三条や燕など10人の女子高校生が参加。「学校では教えてもらえない内容を詳しく知ることができてよかった」、「月経のことやデートDV、妊娠のことなどよく考えて向き合っていかなければいけないんだなと思いました」など感想を寄せた。
主な内容は4項目で、「女性の特権 素敵なホルモンのしくみ〜月経周期について・月経困難症の対応について」、「ライフプランと女性の健康〜自分の将来について考えたことはありますか?」、「大切にしたい・守っていきたい女性の健康と身体〜望まない妊娠と性感染症の予防について」、「産婦人科ってこんなところ〜産婦人科外来と産婦人科病棟の紹介 気軽に相談・受診♪」。
今回は助産師のほかに、栄養士も講師となり女性の将来的な影響にもつながる可能性のある「思春期の痩せ」など、食事や栄養の大切さなども加え、2時間ほどの内容。
不妊につながる可能性もある重い生理痛、激しい運動が女性ホルモンや骨の作りに影響することなど、高校生のこの時期に知ることが大切と言う。若いころには、誰にも相談できず、痛みや苦しみを抱えてひとりで悩んでいることも多い内容もあり、早くから考えておけばよかったと後悔しないためにも、これから社会に出たり、大学に進学するなど生活が変わっていく今、自分の将来を考えてほしいと大勢の参加を呼びかけている。
また、おとなになっても産婦人科は行きにくい場所と言う人も多いことから、この教室を機会にぜひ足を運んでほしいと呼びかける。また、保護者などからも、高校生に開催を知らせてもらいたいと願っている。
参加は無料だが申し込みが必要。問い合わせや申し込みは、同病院(電話:0256-33-1551)地域医療連携室へ。