航空機模型を製作する県内の愛好家でつくる新潟エアクラフトモデラーズ(略称「NAM」)(大橋卓治会長)は18、19の2日間、三条東公民館で第9回展示会を開いており、県外の愛好家も出品して裕に200を超す機体を展示している。
NAMはクラブではなく、航空機模型を製作する県内の愛好家のこと。三条を会場に開くのは7回目になり、富山、岐阜、宮城、東京、千葉、神奈川など県外の15人も含めて40人の愛好者が出品している。初日18日は開場後に機体を持ち込む県外の人が多く、最終的には300機近くになるはずだ。
今回のテーマは「青、蒼い」。前回は「紅」で日本機のイメージだったが、今回は青が多く使われる米国機のイメージだ。青い機体の米国の戦闘機をはじめ、航空自衛隊の曲技飛行機ブルーインパルス、その基になった米海軍のブルーエンジェルス、青を基調としたANAの旅客機などがある。
実機の設計図や写真をもとにエンジンの細い配管まで再現したもの、2011年に主翼の上面にトラの顔のイラストが描かれたタイガー塗装のトーネードIDS、「進撃の巨人」を連想させるような2006年のトーネードEGRの記念塗装機など、どの機体も作者の強いこだわりが込められている。
なるべく新しい作品を出品してもらっている。出品者は20歳代の若い人もあり、しゃがんだり見下ろしたりと、まさになめ回すように鑑賞。県外遠征している人も多く、「徳島以来ですね」と話し、親交を深めている。
大橋会長は「展示会を始めた当初は3回もやればネタも尽きると思ったが、来年は10回目。飛行機だけというのが全国的に珍しく、だから新潟まで来る意味があるという人もいる。新潟イコール飛行機の展示会のイメージを定着させていきたい」と話している。18日は午前9時から午後5時まで、19日は午後4時まで、入場無料。