発足から10年を迎えた三条市大崎地区の大崎コミュニティ「どんぐりころころ大崎」(加藤幸明会長)は26日、東日本大震災で三条市に避難した人たちへの応援をきっかけに始まった地域の祭「大崎コミュニティ発足10周年記念どんぐりころころ広場2015 福島応援隊」をことしも三条市農業体験交流センター「サンファーム三条」で開く。
2011年3月の東日本大震災の発生から間もなく開設された三条市内の避難所のひとつ「サンファーム三条」で避難生活を送る人たち楽しんでもらおうと、その年に「絆」という名で会を開いたのが始まり。翌年から「どんぐりころころ広場」の名で開き、現在は、同地域に避難している人も含め、地域住民による交流ときずなを深めることを目的にしている。
開催時間は、午前11時から午後3時まで。天気にもよるが、屋外を中心にし、縁日風の模擬店と特設ステージライブを行う。
模擬店では、「大崎ころころ焼き」(お好み焼き300円)や焼きそば(300円)、かき氷(100円)、生ビール(350円)などを販売。野菜販売やフリーマーケットの出店。おもちゃ射的、スーパーボールすくい、ヨーヨー風船、輪投げを各100円で楽しめる。
特設ステージでは、11時半と午後2時からの2回、小学生対象のじゃんけん大会。午後0時半と1時半の2回、日用雑貨などが当たる台抽選大会を実施。
正午からは、地元大崎地区出身の田巻亮祐さん率いるアマチュアバンド「L-Spec Trailer」、1時からゴスペル「温野菜」がミニライブを行う。
祭り開催のきっかけとなった趣旨も忘れず、これまでに東日本大震災で被災した人たちのために役立ててもらおうと募金を行ったりした。今回は、福島県産のゲーム「カロム」も用意したり、同コミュニティのフリーマーケットの収益の一部の寄付も検討している。
主催者は、地域外の人も遊びに来てほしいと来場を呼びかけている。