10月1、2の2日間、燕三条地場産業振興センターで開かれる「全国産業観光フォーラム in 燕三条」のパンフレットがこのほど完成。記念講演はスノーピーク代表取締役の山井太氏、記念対談は山井氏と中川政七商店十三代の中川淳氏に決まった。
産業観光フォーラムは、全国の産業観光を推進している地域や関連企業などが一堂に会して毎年開かれており、昨年は秋田県鹿角郡小坂町で開かれており、ことしは燕三条地域が会場になった。
ことしの「燕三条 工場の祭典」は10月1日から4日まで。それに日程をぶつけ、工場見学にも参加してもらおうというねらいがあり、パンフレットにもその思いをデザインにした。A4判二つ折りで、工場の祭典と同じピンクの斜めのストライプをデザインし、文字に銀を使うなど工場の祭典のテイストだ。
その間に詳細を記した二つ折りと、全体会、分科会、交流会、エクスカーション、宿泊プラン予約の参加申込書1ページをはさむ。3,000部を印刷し、全国の自治体と商工会議所、商工会に配布している。
1日は開会式、記念講演、分科会、交流会、2日はエクスカーションを行う。記念講演は山井氏が「燕三条とスノーピーク」をテーマに講演したあと、中川氏と「作り手の想いを伝える産業観光」のテーマで記念対話を行う。
近年、燕三条地域は地場産業の集積地として注目を集め、ブランド力も高まっている。2009年に地域ブランド「燕三条ブランド」の構築を目指す燕三条プライドプロジェクトの取り組みがスタートしたが、その中心となったのが山井氏。2011年に竣工したスノーピーク新社屋には常時、工場見学できるオープンファクトリーを開設するなど、燕三条地域のブランド力向上のまさにけん引役となっている。
分科会は「こうばが扉を開く!」、「熱き語り手」、「ザ・オープンファクトリーズ」の3つ。交流会は市内で製造されたステンレス製タンブラーで乾杯する。
2日のエクスカーションは体験型の見学会で、工場の祭典のオフィシャルツアーのフォーラム限定コースとして燕三条地域のものづくりの現場を訪れる6コースを用意する。
すでにフォーラムの公式ホームページも完成している。フォーラムの内容に関する問い合わせは事務局の燕三条地場産業振興センター燕三条ブランド推進室(電話:0256-36-4123、電子メール:brand@tsjiba.or.jp)へ、参加申し込みに関する問い合わせはJTB関東法人営業三条支店(電話:0256-35-5031、電子メール:sanjyo_eigyo3@kento.jtb.jp)へ。