三条市出身の女優、山崎日菜さん、ふるさとで撮影の映画の出演に感激 (2015.7.30)

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燕三条青年会議所(石黒良行理事長)が今年度、制作する映画「ともに担げば」のメーンキャストのひとりに選ばれた三条市出身の女優、山崎日菜さん(28)は3日間の自身の出演シーンの撮影を終わった。

燕三条JC制作の映画「ともに担げば」のメーンキャストのひとりに選ばれた山崎日菜さん、燕西小学校での撮影が終わって
燕三条JC制作の映画「ともに担げば」のメーンキャストのひとりに選ばれた山崎日菜さん、燕西小学校での撮影が終わって

日菜さんは、人気ラーメン店「侍ラーメン」=三条市大島=の大将、山崎剛さん(55)の長女。高校を卒業すると女優を目指して上京。今はフリーだが、これまで2つの事務所に所属し、ことし3月までNHK FM「ラジオマン ジャック」で準レギュラーを務め、昨年はNHK「クイズ面白ゼミナール 春のスペシャル」にも出演。再現VTRやコマーシャルにも出演している

今回の映画は、2人の幼なじみの男性を中心に物語が進み、日菜さんは一方の男性の妻役を演じる。妊娠しているという設定だ。日菜さんが出演するシーンの撮影は23日と29、30日の3日間で行われた。

「ふるさとで撮影される作品に自分が出られるのは一生に一度、あるかないか。ものすごいありがたいし、頑張らないとと思った」と日菜さんは心の底から喜ぶ。

撮影が始まる何カ月も前から作品のことを考えると、どきどきしていた。自身の撮影初日の23日までに撮影チームに合流すれば良かったが、撮影の流れを見ておきたかったので18日に帰省してできるだけ撮影に同行した。

「ずっと撮影が続けばという気持ちもある」と言うほど、日菜さんにとっては居心地のいい時間だった。「キャストもスタッフもあったかい人ばかりで、何年も前に知り合って何十回も会ってるような感覚にとらわれるほど打ち解けた。

ふるさとでの撮影は特別だ。「知らない人があいさつしてくれる。都会にはない見慣れたふるさとの景色が映像化されて、そのなかに自分が存在できるのはすごいことと思う」。

妊娠中の役と聞いて、臨月を迎えた友人に会った。「話を聞いて将来、赤ちゃんがほしいという気持ちになった」という思わぬ心境の変化もあった。

「年齢的にも今が踏ん張りどころ」と日菜さん。10月から東京で舞台に出演する予定もあり、「今回の経験を生かして頑張っていきたい」と言う。8月1日の三条夏まつりの大花火大の観覧場付近にはことしも「侍ラーメン」が出店し、日菜さんも店を手伝うことにしている。

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