燕三条地域で撮影が行われている燕三条青年会議所(石黒良行理事長)制作の映画「ともに担げば」で29日、燕三条地場産業振興センターで三条市と燕市の両市長の出演シーンの撮影が行われた。
同センターに置いてある燕の鎚起みこしを買いに来た大企業の社長と話している市職員に、その上司役の両市長が通りすがりに一言、声をかけていくというシーン。ふたりともスーツにノーネクタイで訪れ、鶴岡慧子監督から演技指導を受けたあと、ヘアメイクとスタイリストに髪や服装を直してもらい、テストと本番を何回か行った。
両市長ともそれほど緊張したようすもなく、堅実に演技をこなし、1時間足らずであっと言う間に撮影を終わった。
市職員用の小物として、ふたりとも首からカードホルダーを下げたが、そこには「燕三条市役所」。さらに市章は燕市の市章を三条市の市章の三本線の円で囲んで組み合わせてある。
市職員なのでカードホルダーがあった方がいいし、何か文字がなければと考えたらしいが、両市の合併に先駆けて生まれた燕三条青年会議所らしい遊び心だ。ただ、作品には「燕三条市」という設定はないと言う。
また、26日はパルム3立体駐車場付近で燕市・戸隠神社の「つばくろうちゃん」と弥彦村の「もち-うさぎ」の2体のゆるキャラも出演。燕三条の風景はもちろん、人や物も数多く登場する作品になる。