燕市は1日と15日の月2回、発行している広報紙「広報つばめ」の10月1日号から目や手が不自由で読むのが困難な人を対象に「広報つばめ」の内容を音声にして録音したCDを配布する。
配布対象は、市内に住所がある人で、身体障害者手帳を持つ視覚に障害のある人や手が不自由でページをめくるのが難し言い人、精神障害者保健福祉手帳や療育手帳があって音声て?なけれは?情報入手か?困難な人、65歳以上て?音声て?なけれは?情報入手か?困難な人。視覚障害者以外も対象にするのは全国的にも珍しい。
記録媒体は、デジタル録音図書の国際標準規格に準じたデイジーCDと音楽CDのほか、ホームページからMP3形式の音声ファイルもダウンロードできるのでネット環境があればだれでも無料で聞くことができる。複数の形式での配布は県内で初めて。
音声訳は「広報つばめ」の音声訳ボランティアが行う。燕市社会福祉協議会が音声訳を、市社会福祉課が申請受け付け、市地域振興課が利用者へのCD発送やホームページへのアップロードを担当し、連携して取り組む。
現在、視覚障害で障害者手帳を持つ人は約230人。吉田音声訳の会が目の不自由な人などを対象に同じようなサービスを行っており、燕地区7人、吉田地区4人の11人が利用している。
ただ、記録媒体がカセットテープで、再生できる環境にある人が少なくなっているほか、「広報つばめ」の情報をすべて音声訳できず、情報を選んで収録している。また、活動の継続が困難になっているが、市が今回の音声訳サービスを始めるまで続けてもらうことになった。利用を希望する人は社会福祉課へ申請する。