第11回三条夏まつり2日目の1日、旧競馬場堤外地の信濃川河川敷を打ち上げ場所に大花火大会が開かれた。観覧会場などでは昨年を2,000人上回る10万人(主催者発表)の人出があり、市民は次々と夜空を彩る大輪の花火を楽しんだ。
ことしは、スターマイン「三条市合併記念花火」や、三條新聞社の2万号発行記念尺玉50発早打ち、戦後70年県民キャンペーンの尺玉「白菊」の打ち上げなどもあり、一昨年より30分、昨年より15分、時間を拡大しての開催だった。
スターマインが昨年より1組増の31組、このほかに市民の花火1組、ナイアガラ1組、10号玉は68発増の189発、昨年と同じく7号玉40発、5号玉62発を打ち上げた。
午後7時半の開会を前に、メーンの観覧会場の六ノ町河川敷は大勢の人で埋まった。最高気温は32.5度で連続8日の真夏日となり、開会前の午後7時も27.7度の蒸し暑さだった。
シートなどを敷いて陣取った観覧席では、それぞれがビールにエダマメを持ち込む人も多く、打ち上げ前からにぎやかに。観客席の五ノ町交番前に設営された飲食ブースでも、かき氷や生ビールなどを買い求める人で夕方から行列ができていた。
涼を呼ぶ川風は期待はずれで、ほとんど風はなく、スターマイン後半が煙で見えにくくなることもあった。わかっていてもびくっとしてしまうほど大きな音と観覧席からはスマートフォンのカメラに収まりきらないほど大輪の迫力に「うわ〜、きれいらね〜」、「すごいね〜」と歓声と拍手が起こっていた。
締めくくりは、ことしも三条市の中学生シンガーソングライター佐藤ひらりさんの歌声にのせたスターマイン「三条市民」と「三条市合併10周年記念花火」。続いて瑞雲橋からの「ナイアガラ大瀑布」、「三条商工会議所」のスターマインがフィナーレを飾った。
翌2日は最終日。夕方から市内5つの商店街で商店街夜店市が開かれる。三条東別院を会場に午後4時半からオープニングパフォーマンス、5時から8時まで三条総踊り。午後7時から9時まで本寺小路と新小路周辺で三条夏神輿が練り歩く。