語ろ合わせで「はしの日」の8月4日、県央食品衛生協会三条支部(岩城守支部長)は、ことしも三条市・八幡宮(藤崎重康宮司)で「はし供養祭」を行い、はしに感謝するとともにイベントで市民にサービスした。
同支部会役員や来賓など30人近くが参加。午前10時半から拝殿で長さ約60センチのヒノキのはしを供えて神事を行ったあと、境内に設置した焼納台に神火をたき、支部員や市民の持ち寄った使用済みのはし約5,000本を焼納し、供養した。
藤崎宮司が神事を行い、ひと握りのはしを神火のついた焼納台に置いて手を合わせた。続いて参列者が、順番にはしをくべ、食べものを口に運んでくれたはしに感謝し、延命長寿や無病息災を祈った。
市内の小学校4年生早川湊君は、夏まつりのときにみんなで食べた割りばしを持参し、「ありがとう」という気持ちで燃えるはしに手を合わせたと話していた。
供養にあわせてことしも同支部の飲食業を営むプロがその場で調理した焼きそば500食やかき氷を無料で配付。子どもたちには水風船釣りも楽しんでもらった。また、除菌衛生啓蒙活動の一環で、手洗いのポイントを指導し、体験してもらうコーナーも開設した。
午前11時の気温は32.8度の猛暑。立っているだけで汗の流れる暑さで、焼納台の神火を前に手を合わせた子どもたちは「熱い〜」と顔をゆがめていた。しっかりと供養したあとは、行列に並んでかき氷などを受け取り、おいしそうに食べていた。