原発事故の被爆から子どもたちを守る母たちのドキュメンタリー映画『小さき声のカノン』の上映と監督とのトークセッション (2015.8.5)

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未来の生活を考える会・三条は9日、燕三条地場産業振興センター・リサーチコアで原発事故の影響を受けたチェルノブイリや福島の人々のドキュメンタリーを手がける鎌仲ひとみ監督の最新作映画『小さき声のカノン-選択する人々』の上映と監督とのトークセッションを行う。

『小さき声のカノン-選択する人々』のパンフレット
『小さき声のカノン-選択する人々』のパンフレット

『小さき声のカノン』はカラー119分。原発事故を受けたあとの福島、チェルノブイリでの生活を母たちの視点でとらえた、国境を越えて被爆から子どもを守る母たちのドキュメンタリーだ。

午前10時からと午後2時からの2回、上映する。トークセッションは、2回の上映の間の午後0時半から1時間。鎌仲監督、福島の人たちの保養を経験している真宗大谷派の峨岳山長福寺の北島栄誠さん(長岡市)、同派恩長寺の渡辺智龍さん(新潟市)の2人の住職とでトークする。

参加費は前売り1,000円、当日は200円増し。チケットの取り扱いなど問い合わせは、未来の生活を考える会・三条の事務局(電話:0256-33-7793)へ。また、上映会終了後、鎌仲さんを交えて会費制の懇親会を開くので、興味のある人は気軽な参加をと呼びかけている。パンフレットでは、次のように記している。

福島原発事故後、子どもを被爆から守るための避難を選択する人もいれば、福島で暮らすと決めた人もいる。福島で暮らすと決めたお母さんたちは、泣いてばかりでは解決しないと、子どもを被爆から守るため自ら新しい選択肢を作り出していこうと動き出す。

一方、チェルノブイリ原発事故後のベラルーシでは子どもたちの被爆を軽減する「保養」という取組が29年経った今でも続けられている。その具体的な内容と驚くべき効果とは?

事故から4年、日本でも被爆を軽減する新しいステージが始まった。放射能についての危機感がしだいに薄れ、事故の風化がささやかれる今だからこそ、誰もが見るべきドキュメンタリー。

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