燕市東太田、株式会社MGNET(マグネット)=武田修美代表取締役・燕市東太田=は、夏休みにあわせて小学生親子を対象にものづくり体験ワークショップを行っており、その初日の7日は山崎金属工業ワークショップ「ティースプーンづくり」を行った。
同社は燕市で初めてオープンファクトリー「FACTORY FRONT」を開設し、ことし4月から燕の産業に特化した製作体験ワークショップを行っており、夏休みは子どもたちに地元のものづくりにふれてもらおうと企画した。
7日と9日は「YAMACO」のブランドで世界で活躍する洋食器メーカー山崎金属工業(山崎悦次社長・燕市大曲)の指導でティースプーンづくり、23日は人間国宝を生んだ鎚起銅器の玉川堂(玉川基行社長・燕市中央通2)の指導で「しおりづくり」を行う。
7日の1回目、午後1時からのワークショップには市内の小学生3人とその親が参加。地抜きして皿の部分を丸くしたティースプーンの材料から、ボール盤を利用した道具で柄のカーブを作ったあと、不織布表面処理剤に研磨剤をつけて磨き、親子が1本ずつティースプーンを完成させた。柄にはあらかじめMGNETで名前のイニシャルをレーザー刻印した世界でひとつのオリジナルスプーンだ。
燕市立燕東小学校3年の有迫樹希君(8つ)は、学校でワークショップのちらしをもらって参加してみようと思い、父の会社員有迫正人さん(41)と2人で参加。「スプーンの柄を曲げるのがうまくできておもしろかった。またやってみたい」とものづくりの楽しさを味わって大満足だった。
このあとのワークショップは、9日に同じく山崎金属工業のティースプーンづくり、23日に玉川堂のしおりづくりを行う。いずれも午前9時、10時、11時、午後1時、2時の5回行い、参加費は親子で3,000円。参加申し込みは開催日前日までにMGNET(電話:0256-46-8720)へ。