三条信用金庫は8日、同金庫本店=三条市旭町1=でことしも「夏休みさんしんキッズセミナー」を開き、小学生親子15組が金融機関の業務を学び、信用金庫の仕事を体験した。
同金庫オリジナルの金融教育の一環として夏休みに開き、6回目。小学5、6年生中心の親子15組を募集し、三条市と燕市の小学生24人と保護者の15組が参加。午後1時から、金融教育と就業体験の2部構成で開き、1部は会議室で座学と札勘定、2部は窓口体験や1億円の重量体験などを行った。
札勘定は、1万円の模擬紙幣20枚を使い、子どもも大人も挑戦。お札のもち方から苦戦する人がほとんどで、何度も職員の指導を聴きながら、左手の指と指の間に20万円分のお札をはさみ、ゆっくりと右手で1枚ずつめくりながら、数えた。職員のデモンストレーションでは、100枚を25秒で数える熟練の技を披露すると、「早い!」と目を丸くしていた。
窓口体験は、本店1階の店舗で行い、ふだんは入ることができないカウンターの内側に入って業務を体験。たくさんのカギや数人の人のてをかけて金庫を開けるところを見たり、「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」とあいさつの練習をしてから窓口業務の体験などを行った。
お金の重量体験では、100円玉4,000枚40万円と500円玉2,000枚の100万円、さらにこの日のために用意したという1万円札の束の1億円の重さをひとりずつ体験した。100円玉は19.2キロ、500円玉は14キロとずっしりと重く、札束は10キロと重量的には1番軽いながらも、1億円という重みに自然と笑顔がこぼれていた。
セミナーの最後は、この日の給与明細と、給料として100万円分の模擬紙幣がプレゼントされた。