三条市庭月、道の駅「漢学の里しただ」では、31日まで「夏休みは道の駅へ行こう!」と題し、週替わりでアユのつかみ取りや盆花の特売などのイベントを行っており、市民や観光客にも好評だ。
8日に行ったアユのつかみ取りは、午前10時の開始前に30人ほどが並んだ。3歳から小学生が対象で、長さ5メートルほどのビニールプールに泳ぐ体長20センチ近いアユを手づかみする。制限時間は1分間、500円で参加費できる。捕り放題ではなく、2匹を捕まえたらそこで終了になる。
一度に4人くらいがプールに入り、制限時間が迫って焦る子もいれば、開始すぐに両手で2匹をつかむ子も。気温が30度を超す猛暑に水温も上がり、アユが弱らないように氷を何度も投入して水温差を下げた。1分間の短時間の勝負だが、子どもたちは「楽しかった〜」と満足そうで、つかの間の漁と涼を楽しんだ。
小千谷市から家族で訪れた小学2年生の女の子は、袋を水の中に入れて2匹をうまくゲット。この日は八木ヶ鼻オートキャンプ場泊で、家族で作る夕飯のメニューのパエリアといっしょに、アユも味わうと話していた。
アユのつかみ取りは、29日も午前10時から行い、なくなったら終了。同所で塩焼き1匹300円も販売する。
また、農家レストラン「悟空」では、毎週土曜のバイキングで特別メニューを提供しており、8日と22日は下田の野菜を使った「クジラ汁」、15日と29日は下田名物「冷やし汁」を提供。8日のクジラ汁は、地元のユウガオをたっぷりと使った逸品だ。
直売所には、ナスやオクラ、ユウガオ、トマト、エダマメなど1袋100円から300円程度の地元の夏野菜がぎっしりと並ぶ。三条市や燕市からの買い物客のほか、八木ヶ鼻オートキャンプ場やスノーピークヘッドクォーターの利用したついでに訪れる人もあり、県外の観光客の中には荷物になるからとコメや野菜を宅急便で自宅に送る人もいる。10日から13日は盆花の特売も行う。
平日は、じゃんけんで勝つとかき氷が50円引きのサービスもある。8月の営業時間は、農産物直売所「彩遊記」は午前9時から午後4時まで、農家レストラン「悟空」は午前10時半から午後4時(食事は3時)まで。土、日曜、祝日のバイキングの料金は、税抜きでおとな1,400円、65歳以上1,200円、小学生760円、小学生未満は無料。