耕作放棄地を再生する「ひまわり作戦」として燕市農業委員会は、6月に地元「あおい保育園」の園児からヒマワリの種をまいてもらった燕市国上地内の耕作放棄地で12日、再び園児から今度は咲いたヒマワリを見学してもらった。
昨年に続いて行った2年目の取り組みで、ことしは6月4日に広さ10アールのヒマワリの種をまいてもらった。ハート型を描くように種まきし、約1.5万本のヒマワリが成長したことからこの日の見学会となった。
午前9時半に5歳児19人がバスに乗って訪れ、自分の背丈のはるか上で咲くヒマワリの花に目を丸くした。農業委員や地元の自治会、農家組合、環境保全会も手伝いに訪れた。
農業委員会の長谷川治会長が「皆さんからヒマワリの種を上手にまいていただいたので花がいっぱい咲きました」と開会宣言、千嵐三千穂国上自治会長もあいさつしたあと、2メートル近い高さに開いた花を見上げて観察してからさっそくお絵かきタイム。地面に座ってスケッチブックを広げ、サインペンで描いたあと、今度は、すいかタイムで用意したスイカを食べた。
昨年とほぼ同じ時期の見学で、昨年はほぼ満開だったがことしは花が早く、とっくにピークを過ぎて今は終盤。途中でドローン(小型無人機)による記念撮影も行い、子どもたちは空を見上げてご機嫌でも手を振った。
保育園でも同じヒマワリの種をまいており、保育士によると花が咲くと園児は大喜びしていたという。最後に土産にヒマワリの花を切って園児にプレゼント。翌13日は盆の墓参りだけに、農業委員が「あしたの墓参りに持っていくんだよ」と言うと、せっかくのプレゼントに「いや」とと首を振りながらも「でもお仏壇に供える」と答える園児もいた。