日本クラブユースサッカー連盟(JCY)が主催する初めての女子中高校生チームを対象にした全国大会「レディースサッカーフェスティバル」が15日から18日まで燕市・吉田ふれあい広場を会場に開かれている。
北海道から香川県まで12チーム参加し、新潟県からもグランセナ新潟FCレディースとアルビレックス新潟レディースU-15が参加。試合は25分ハーフで、2面を使って予選リーグと順位リーグを行う一方、希望チームによる練習試合も行っている。
明け方に雨が降ったが芝のピッチに問題はなく、雨が気温を下げてくれたのは選手には好都合だった。しかし、しだいに晴れて夏の日差しが照りつけ、青い空と白い雲のコントラストの下で文字通りの熱戦を繰り広げた。
大会は、女子中・高校生年代選手の活性化を目指し、女子選手の加入、女子チームの増加、選手のレべルアップや選手間・指導者間の交流促進などが目的。女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」の前々回W杯の優勝もあって女子サッカーの人気が高まるなか、中高校生を対象にしたクラブチームの全国大会がなかったため、数年前から開催の構想があった。
昨年11月ころに正式に開催を決め、全国のチームが参加しやすい場所をと新潟県内で開催地を検討し、燕市は新幹線駅と高速道路インターが近接するという全国的にもまれなアクセスの良さから燕市教育委員会に打診したところ快諾を得た。
施設的には聖籠町など燕市よりもサッカー場の整備が進んでいるところがあるが、まだ女子サッカーが一般的ではない燕市を含む県央地域で女子サッカーを普及させたいという思いもあり、燕市を会場に決めた。
関係者によると、こんなに協力的なところは全国でもなかなかないというほど、燕市は大会を支援してくれており、決定ではないが来年以降も燕市で継続して開きたい考えだ。大会の試合結果は、JCYの公式サイトに速報を掲載している。