燕市吉田地区の下中野集落の鎮守、諏訪赤坂神社の移転、新築を祝って16日午前9時から同神社境内で県指定無形民俗文化財の「下中野御神楽」が奉納されるのを前に15日夜、本番と同じ内容で予行演習が行われた。
午後7時半から60人の神楽連中によって小中学生が担当の「棒舞」、高校生から20歳くらいまでが担当の「太刀舞」、そして「外郎売(ういろううり)」、「神楽舞」、「バラ舞」、「ウズラ」、「獅子舞」と本番と同じ演目を同じ流れで披露した。
翌朝には本番が見られるにもかかわらず、200人以上が見物に訪れ、関係者も含めるとざっと300人が境内に集まった。すにで境内には紅白幕をめぐらせてあり、予行演習用に照明も設置した。
下中野神楽舞は慶事があったときに奉納されるもので、今回は下中野町内会館新築の奉祝行事として行われて以来5年ぶり。予行演習の見物客はいつもより多く、笛と太鼓のリズムにあわせて手拍子したり、「頑張れ!」と声援を送ったり。アルコールも入って夕涼みがてらの見物は盛り上がり、1時間半で幕を閉じた。