三条市諸橋轍次記念館は、23日午後2時から同記念館で日本テレビの「世界一受けたい授業」にも出演していた土屋秀宇(ひでお)さんを講師に小学生対象の夏休み子ども漢字塾「見て聞いてなっとく 漢字誕生のはなし」を開くので、参加を呼びかけている。
講師の土屋さんは1942年、千葉県生まれ。千葉大学教育学部英語科を卒業、94年に「自ら育てる漢字指導」で第43回讀賣教育賞受賞。13年間にわたり小、中学校の校長を歴任し、自閉症児や知的障害児への漢字指導にも力を入れ、千葉県教育功労賞受賞を受けている。
NPO法人「日本漢字教育振興協會」理事長を務め、幼児・児童への漢字教育普及の貢献で「白川静記念東洋文字文化賞」を受賞。世田谷区日本語教育特区「美しい日本語を世田谷の学校から」の小学校作業部会長として教科書『日本語』の作成に携った。今はNPO法人日本幼児教育振興會副理事長、國語問題協議會評議員、漢字文化振興協会理事、教師塾「まほろばの会」講師、「漢字楽習の会・子供達に美しい日本語を伝へる会」主宰などを務める。
今回は甲骨文字や象形文字などから漢字の誕生をひもとくようで、小学生の夏休み後半の学習にもうってつけだ。1時間ほどで終わり、受講は無料。定員は小学生50人とその保護者。小学生なら誰でも参加できる。
同記念館は毎年、夏休みに子ども向けの漢字にちなんだ教室を開いている。問い合わせは同記念館(電話:0256-47-2208)へ。