夏休みの終わりに燕市燕地区の商店街を歩行者天国にして趣向を凝らした催しが行われる燕笑店街イベント「200メートルいちび」がことしも22日開かれ、家族連れなどでにぎわった。
朝方に強い雨が降ったが、スタートの午前11時までに雨はあがり、計画通りの内容で行われた。大通りを中央通りから並木通りまで、穀町、宮町、仲町、秋葉町と連なる商店街が歩行者天国に。昭和レトロな名店街がテーマに、なんでも100円の100燕(えん)商店街や小学生による店、ベーゴマやカルメ焼きの体験、大人気の昭和のおばけやしきなどを繰り広げた。
消防、警察、自衛隊の車両などの展示や昭和の遊び、ステージイベント、さらにゆるキャラの登場に燕の青空市「ツバメルシェ」の同時開催で飲食もふんだんに用意して来場者を待った。
ことしは終わりの時刻をこれまでより1時間早めて午後7時とした反面、始まりは逆に4時間繰り上げて午前11時とし、計3時間も長くなった。せっかくなら昼時も開催しようとねらったが、周知が行き届かなかったこともあるのか、実際には昼時になると客足が遠のいて閑散とした。
さらに時間を長くした分、客が分散してにぎわいが減ったという商店主の声もあったが、来場者には関係ない。遊んだり店を回ったりする子どもたちには、逆に待ち時間が減って好都合で、時間を忘れて過ごしていた。地元の商店主は「こういうイベントがあると、知らない人が大勢、商店街を歩いてくれておもしろい」と素直に喜んでいた。