26日の弥彦神社御遷座百年奉祝行事「相撲場開き」に参加する相撲・伊勢ヶ浜部屋の伊勢ヶ浜正也親方や横綱日馬富士をはじめ力士など一行20人が25日、三条市総合福祉センターを訪れて、三条市内の保育園など15園の園児約400人と交流し、子どもたちは大喜びだった。
三条私立保育園連盟連絡協議会(小松陽子会長)の18園のうちの15の保育園の年長児が参加。相撲甚句の流れる会場に園児が整列して一行を待った。スーツ姿の伊勢ヶ浜親方を先頭に一行を拍手で迎え、浴衣姿にまげを結った力士たちの姿が見えると園児たちの拍手はいっそう大きくなり、「わー!」、「きゃー!」と歓声に包まれた。
伊勢ヶ浜親方をはじめ、横綱日馬富士、大関照ノ富士、小結宝冨士、前頭安美錦、誉富士などの力士、さらに、伊勢ヶ浜部屋のおかみ淳子さんらが来場。伊勢ヶ浜親方は子どもたちに「相撲を好きになって、伊勢ヶ浜部屋の力士たちを応援してください」とあいさつした。
15の保育園ごとに記念撮影を行うとともに、4つのグル―プに分かれて若手力士と相撲で対戦。マットの土俵で1対1で対戦を始めた子どもたちの数はだんだんと増えて、最終的には力士1人対10人ほどで対戦し、押したり引いたり、ひっぱたり、精いっぱいの力と笑顔で臨んだ。
持ち上げられたり、くるっと交わされたりしながらも次々と交代して応戦するちびっ子力士に、さすがのお相撲さんも背中に汗がにじんだ。土俵を降りた子どもたちは、今度は苦戦し始めた力士に「頑張れー!、頑張れー!」と力いっぱい声援をおくり、全身で相撲を楽しんだ。
日馬富士は横綱の風格で表情を変えることはほとんどなかったが、記念撮影では子どもを膝の上に抱っこしたり、「はるまふじ〜」の可愛い声援に手を上げたり。ほかの力士と同様に小さな手を差し出されては握手にも応え、園児たちは大興奮だった。