燕署は25日までに、ギャンブル必勝情報を提供するといううそで60万円をだまし取られた燕市内の80歳代の女性から届け出を受けた。
女性は10日に40万円、14日に20万円の計60万円の被害を受けた。7月上旬から8月中旬にかけて、千葉県内にある会社の者と名乗る男数人から女性に次々と電話があり、数字選択方式の宝くじロト6で、100万円を出せば1千万円当たると言われた。
男は翌日の新聞に載る当選番号の情報を提供すると言って、すでに発表されている当選番号を知らせ、女性は新聞で確認して当選番号が事前に教えてもらえるものと信じた。男の指定する県外の住所に2回に渡って現金入りの小包を宅配便で送り、60万円をだまし取られた。
当初、男は100万円と言ったが、女性が100万円は用意できないと言うと、いくらでもいいと言った。1回目の送金で情報が提供されず、男からさらに追加の金が必要と言われ、2回目の送金をした。金は男から食品と一緒に送るよう指示され、それに従った。
燕署では、知らない者からの電話で「出資すれば必ずもうかる、宝くじの当選番号を教える、未公開株を買わないか」などの内容は特殊詐欺の典型的な手口なので、必ず警察に相談するよう呼びかけている。