弥彦村・門前町活性化プロジェクト「第7回共に生きるチャリティーイベント」として29日に弥彦公園前駐車場で「笑顔の竹あかり in 弥彦」が行われ、夜は1万本もの竹あかりが会場を彩るなか、舞踊や演奏、映像をまじえた総合芸術のページェントともいえる舞台が繰り広げられた。
明け方、会場の設営も困難になるほど激しい雨が降ったが、昼前にぴたりとやんだ。昼の部は隣接の「ヤホール」の屋内に会場を移したが、夜の部は予定通りに屋外ステージで行った。
「佐藤ひらりと仲間達コンサート」をはじめ、スガジャズダンススタジオ、弥彦よさこい添弥、新潟樽砧(たるきぬた)の永島鼓山、生田流箏曲とソプラノとフルート、一ノ宮御神丈太鼓などが披露された。
夜の部は昨年、4千本の竹あかりをともしたが、今回はさらにその2倍以上、1万本を弥彦グランドホテル跡地も使ってともした。ともした火は広島原爆の残り火を分火した「平和の火」で、来場者にもろうそくを渡して点火してもらい、夜になって訪れた人は一面に広がる竹あかりにうっとりと見入り、写真を撮っていた。
夜の部はことしも2つのステージを使い、演目の間には弥彦をテーマに撮影した映像をスクリーンに映して切れ目なく次々と繰り広げられた。ピーク時には千人近くが来場し、舞台に目をくぎ付け。時間を忘れて弥彦の夜を満喫していた。
主催は越後弥彦チャリティーコンサート実行委員会で、翌30日の「ヤホール」で開いている「越後弥彦すまいる祭」と並んで毎年恒例。加えてことしは27日に弥彦神社舞殿で東儀秀樹さんと佐藤ひらりさんによる奉納演奏も開いた。