燕市とNTTタウンページ株式会社は8月28日、防災啓発情報等の発信の相互協力に関する協定を締結した。
協定の締結により「(仮)別冊防災タウンページ」を作成し、市内すべての世帯と事業所にタウンページの別冊として合わせて4万冊を来年6月に配布する。B5判カラー印刷の32ページで、防災啓発や避難所のマップを掲載する。
締結式で鈴木力市長は、厳しい財政のなかで市民に防災情報の冊子を届けられることに感謝し、これまでもタウンページに燕市の市民便利手帳やつばめ若者会議のギフトマップをタウンページに掲載してもらい、「市民の生命、財産にかかわるような部分でも協力していただけるのは本当にありがたく心強い、さらなるパートナーシップを築けると大変、感謝申し上げる」と述べた。
NTTタウンページ信越営業本部の臼木信康本部長は、燕市からの防災情報の提供を受けて燕市の避難所と公衆電話もマッピングするとし、単に電話番号を調べるためだけの電話帳ではなく、困ったときに市民の皆さんに使っていただけるタウンページをつくりたい」と述べた。
行政と連携した防災タウンページの作成は先に新潟市が行っており、この秋には上越市が発行、燕市はそれに次いで県内3番目となる。