近年、愛好者が急増している山野を走るスポーツ「トレイルランニング」。新潟県を拠点に全国でその普及を図り、大会を主催している団体「トレイルランナーズ」(見附市・松永紘明代表)は19日、三条ものづくり学校と隣接する芝生を張った旧南小学校グラウンドで、身近でトレイランニングの入り口を体験してもらう初めてのランニング教室を開く。
「楽しく体を動かそう!芝生を味わうランニング教室」と題して、午前10時15分から11時45分まで小学生親子向けの午前の部、午後1時45分から4時半までおとな向けの午後の部と2回に分けて行う。
講師は長岡市を中心に健康づくりや体力アップの効果的な指導を行っている健康運動士でチーム朝日山ランニングコーチの高橋美恵さん(43)。親子向けは、三条ものづくり学校の体育館だった多目的ホールでご当地体操「カレーラーメン体操」で準備運動、遊びを通して親子で体を動かすお楽しみ運動レクのあと、グラウンドに出て芝生の上でランニング教室。マラソン大会までに早く走りたいという小学生にもお勧めだ。
おとな向けは、多目的ホールで楽しいエクササイズで体幹力やバランス感覚を高めるお楽しみ運動レクのあとグラウンドでランニング教室。さらに運動後にティータイムとして三条ものづくり学校内のカフェでドリンクを飲みながら交流する。
今回の教室は、三条ものづくり学校がワークショップを募集しているのを知ってトレイルランナーズのスタッフ、三条市の山井瑶子さん(31)が企画した。山井さんは昨年、スタッフとなり、ことし4月に初めて自身がトレイルランニングを体験した。
その経験もあって、いきなりトレイルランニングを始めるのはハードルが高く、トレイルランニングに興味がありながら、体力に自信がなくて一歩を踏み出せない人のために「もう一方、手前に何かあってもいいのでは」と、山へ行かずとも安心、安全に手軽にトレイルランニングの間隔を味わってもらおうと考えた。
「山を走っていると、自分と自然が一体化する感覚や景色が鮮やかなに見える瞬間がある。自然に身を置く心地良さもあり、すこしでもそんな気分を味わってほしい」と山井さんは参加を呼びかけている。
親子向けは親子ペアで参加費1,000円、きょうだいの追加は1人につき500円。おとな向けはドリンク1杯付きで1,500円。申し込みや問い合わせは三条ものづくり学校事務局(電話:0256-34-6700)へ。