三条の野外無料フェス「三条楽音祭(らくおんさい)」が6日、ことしも三条市・中浦ヒメサユリ森林公園で開かれ、あいにくの雨にもかかわらず1,900人が来場して野外のライブを満喫した。
ふだんは自然だけの公園にステージが設営され、39の店がテントなどを立てて並び、1日限りのフェス会場に生まれ変わった。6バンドが出演し、バンドの入れ替えの時間を利用してDJも行い、山深い空間がノンストップで音楽に満たされた。
それほど強くはならなかったが、昼前から雨が降り続けた。来場者は昨年の3,200人を下回る1,900人にとどまったが、雨の割には上等。野外フェスが一般的になり、荒天に対する抵抗感もあまりなくなっているのか、予想された以上の人出だった。
ことしは初めて三条市出身のジャズプレーヤー、フリューゲルホルン奏者でシンガーのTOKUさんが初出演。4人編成でセットリストもつくらずにその場の雰囲気で演奏曲を決めながらリラックスして1時間のステージを披露した。
ほかには燕市に住む女性シンガーソングライター倉井千秋さん、ブルースのモアリズム、ジャズのMONOLESS、ロックのIndus & Rocks、そしてとりはヒップホップの韻シストが飾り、雨のなかで盛り上がった。