県央基幹病院の整備基本計画を策定する県央基幹病院整備基本計画策定委員会の第2回委員会が16日午後7時から燕三条地場産業振興センターで開かれ、設置場所の選定については、第1回で示された4つの候補地について意見を出し合った。
北窓隆子副知事はあいさつで、前回の意見や質問を事務局で整理して示し、あらためて議論いただきたいと協力を求めた。
委員会は非公開で行われた。候補地は三条市上須頃地内の3カ所と燕労災病院及び周辺とする燕市佐渡地内の計4カ所。それぞれについて、経路ごとの距離などを示した救急患者の搬送、患者や医療スタッフにとっての利便性、既存病院との連携・役割分担、災害時医療、土地取得の容易さ、建設開始までの所要期間、建設開始後の所用期間、敷地利用や建物配置の自由度、救急車等の進入路の確保、インフラなどの観点から、それぞれの状況を記した資料を示し、各委員の意見を聞いた。
1時間半余りで終了したあと、北窓副知事が報道関係者の質問に対し「県央基幹病院として機能を発揮できる場所に整備すべきであるという観点で、活発な意見をいただいた」と話した。次回の委員会は11月を予定し、今回の意見を整理して示す。
整備基本計画策定のスケジュール案では、同委員会のほか、専門ワーキンググループの病院整備検討部会も開催しながら進め、11月に素案を作成。12月の第3回で基本計画(素案)を検討、3月か4月の第4回で計画(案)をまとめる。その後、5月にパブリックコメントを実施し、6月に基本計画策定を計画している。