21日から30日まで10日間の秋の全国交通安全運動を前に三条市と燕市で18日、交通安全街頭啓発が行われ、それぞれに趣向を凝らして交通安全を呼びかけた。
ことしの秋の交通安全運動はシルバーウイークの連休と重なったため、前倒しで街頭啓発が行われた。今回の運動の標語は「夕暮れは ゆとりの心と 早めのライト」。
三条市では午前9時から大島地内の国道8号車両駐車帯で出発式のあと、交通安全指導所を設置して交通安全啓発グッズ200セットをドライバーに配布した。
三条署、三条市交通安全協会、三条市から合わせて40人近くが参加。出発式で国定市長は「交通安全は防犯と一緒で地道な活動以外に有効な手立てはない。この10日間、われわれも一致団結して運動ができれば」、桜井秀昭三条署長は「一人ひとりが気をつけようという気持ちで道路を歩いたり、利用しないと事故は防げない」、三条市安協の加藤紋次郎会長は「皆さんと一緒にボランティア活動を積極的に進めて事故のないように啓蒙していきましょう」とそれぞれあいさつした。
交通安全指導所では、国道に向かって交通安全標語などがある黄色の旗を掲げ、駐車帯に誘導した車のドライバーには国定市長が率先して交通安全啓発グッズを手渡して安全運転を呼びかけた。
燕市では午前10時から国上地内の道の駅国上で行い、燕署、燕市、燕市交通安全協会、燕市交通指導隊などから29人に加えて燕市立あおい保育園の年長児と年中児36人、さらに燕市・戸隠神社のゆるキャラ「つばくろちゃん」をはじめ、燕市の観光キャラクター「きららん」、県警のマスコットキャラクター「ひかりちゃん」のゆるキャラ3体も参加した。
初めに斉藤正栄燕署長から、つばくろちゃんに任命状を手渡して一日署長に任命した。斉藤署長は「シルバーウィークで車を多く使い、子どもも外で遊ぶことが増えるが、警察では街頭活動や取り締まりを強化する予定」、燕市安協の小柳孝礼会長は一日署長に任命したつばくろうちゃんにかけて「つばくろちゃんに迷惑をかけいなようにひとつよろしくお願いしたい」とあいさつ。幼稚園は燕市のこどもの歌『みんなつばめのこども』の合唱を披露した。
道の駅国上前の県道を走る車を道の駅に誘導してドライバーに交通安全啓発グッズ200セットを配布した。一方で園児たちはパトカーや白バイの試乗体験。拡声器も使わせてもらって大はしゃぎだった。