18、19日と文化祭「水櫻祭(すいおうさい)」を開いている県立分水高校(吉田弘校長・生徒320人)は、校外の人にも一般公開する19日のPRをと18日、ことしもクラスごとに仮装行列をして地元商店街を練り歩いた。
毎年恒例で、5月ころから仮装を企画し、夏休みを中心に衣装や小道具を製作するという力の入れようだ。毎年テーマを設けており、ことしのテーマは童話や昔話。各学年3クラスあり、クラスごとに「不思議の国のアリス」、「西遊記」、「桃太郎」、「ピーターパン」などの仮装を行った。
午後から体育館で各クラスの紹介をしてから出発して分水地区の商店街を行列。途中、北越銀行分水支店前と燕市分水福祉会館の2カ所で仮装の紹介と水櫻祭でのクラスの出し物のPRを行った。
手間暇掛けて完成させて仮装はクオリティーが高い。学校前の笈ヶ島保育園、商店街に近い立正保育園、分水福祉会館隣りの地蔵堂保育園と園児の見学し、園児は赤ずきんちゃんやアリスの登場人物の仮装に「かわいい〜!」と声を上げて喜んだ。
分水福祉会館では寸劇も披露し、保護者の見物も目立ち、園児も含めて200人近くが見物してたっぷり楽しんだ。毎年、見物している近所の女性は「高校生はいちばんいいときらね」と目を細めていた。吉田校長は「まちの人も仮装を楽しみにしてくれているのはありがたい」と話した。19日の水櫻祭の一般公開は午前9時半から午後2時半まで。