燕市分水地区の砂子塚で生まれたとされる伝説の鬼「酒呑童子」をモチーフとしたことしで11回目となるイベント「第11回越後くがみ山 酒呑童子行列」が27日午前10時から燕市国上、道の駅国上周辺を会場に行われる。昨年に続いて燕市PR大使のキラー・カンさんも参加して盛り上げに一役買う。
道の駅国上駐車場の芝生広場がメーン会場。飲食関係を中心に12の店が並ぶほか、鬼グッズのTシャツ、絵馬、うちわなどの販売も行い、行列参加者は無料の鬼メイクコーナーを設け、行列に参加しない人も100円で鬼メイクできる。柏崎のPRキャラクター「えちゴン」と燕市の観光PRキャラクター「きららん」も登場する。
ステージイベントは午前11時から第1部で諏訪神社舞姫「豊栄の舞」、分水異業種交流会による「酒呑童子変化」の披露。正午から開会セレモニーで、京都大江山酒呑童子まつりの紹介、酒呑童子行列の配役紹介、えちゴン&きららん登場などを行う。
午後1時から分水太鼓が披露され、同時に酒呑童子が率いる最強鬼軍団が道の駅国上裏手の国上山中腹にある国上寺を出立し、道の駅国上まで行列して下る。
それまでの酒呑童子行列は参加者全員が国上山を下ったが、昨年は国上山周辺の平場だけの行列にした。しかし山を下りたいという声があったため、今回は酒呑童子行列実行委員会の運営委員や分水北地区まちづくり協議会など希望者が最強鬼軍団となって山を下る。
午後2時から出立セレモニーを行い、燕市PR大使で燕市(旧吉田町)出身の元プロレスラーのキラー・カンさんが登場。出立の勝ちどきをあげて2時半に行列が出発。道の駅国上前の県道2号を含めて周辺を約1キロ進み、酒呑童子神社にゴールする。
2時45分からステージイベントで鬼と国上にまつわる踊りの共演、よさこい「酒呑童子と桜舞」などを披露。4時から再びキラー・カンさん登場で閉会セレモニーを行って4時半に終わり、参加者を対象にした抽選会の景品引き換えを行う。
行列は当日参加も可能で、ことしは15日までに285人が参加を申し込んでいる。昨年は好天に恵まれ、来場者は1万2,000人にのぼった。
市内の高校生がイベントで事前PRに協力してきたが、本番当日も燕中等教育学校、分水高校、吉田高校の高校生がボランティアとして参加する。前日26日は午前11時から午後2時まで道の駅国上で紙で鬼の帽子を作る「鬼シャッポづくり」を行い、参加費100円で参加できる。当日も午前10時から午後2時まで行う。
また、燕市分水総合体育館に臨時駐車場を開設し、道の駅国上との間でシャトルバスを運行し、利用者には「きららんシール」をプレゼントする。問い合わせは燕市観光協会(電話:0256-64-7630、電子メール:tsubame-kankou@za.wakwak.com)へ。