10月1日から4日まで開かれる「燕三条 工場の祭典」でレセプションを行う企業のひとつ、黒檀や紫檀ではしを作る株式会社マルナオ(三代目福田隆宏・三条市矢田)は、3日午後5時から同社で行うレセプションで燕三条で働く人たちによる作業着のファッションショー「作業着RUNWAY(ランウェイ)」を開く。
昨年11月に移転、新築したばかりの社屋のショップと事務所・工場の間を貫くピロティが、ファッションショーで言うところのモデルが歩くランウェイになる。モデルは同社を含め、14社で働く20数人。燕三条地域の諏訪田製作所、玉川堂、三条特殊鋳工所、タダフサなど製造業の現場で働く人のほか、燕三条イタリアンBit、ラーメン潤など飲食店で働く人もモデルになる。
できるだけふだん通りの作業着を着てもらい、工場で着用しているマスクや安全靴があれば、それも着用。企業によっては、自社製品を持つところもある。企業ごとに音楽を変えて流し、プロのMCを頼んで各社のユニホームの特徴の紹介も行う。その後、午後6時から燕三条イタリアンBitによる予約制イタリアンディナーパーティーに移るが、作業着RUNWAYは無料でだれでも見学できる。
あわせて社屋を使って工場の祭典のトレードマークのピンクの斜めのストライプのプロジェクションマッピングやレーザー投影で同社のロゴの表示も行う計画だ。
作業着RUNWAYは、福田社長の発案を形にした初企画。職人の仕事は作業着にもあらわれるが、現場以外の場所で大っぴらに作業着姿を見せることはない。それをあえて見せる演出によって、職人のかっこ良さやものづくりに興味をもつきっかけになれば、ひいては職人の後継者問題の解消につながる未来の職人になってくれればと願って行う。
担当は昨年5月に同社に就職したばかりの営業アシスタント田村成美さん(26)。「子ども連れで家族で見てほしいし、地元の人からもふらっと立ち寄ってほしい」と見学を呼びかけている。