燕市景観作物推進協議会(浜田勝人会長)は27日、燕市吉田新保地区の吉田ふれあい広場西側の田んぼをカンバスに稲穂で描かれた田んぼアートの稲刈りを行い、252人が参加して秋晴れの下で昔ながらにイネを手で刈った。
毎年恒例の田んぼアートで、ことしで9年目。色の違う稲穂を植えて田んぼにデザインを描くもので、ことしも5月に田植えした。古代米や観賞用のコメを使い、ことしは燕市の合併10周年を記念して市章をデザインした。
田んぼは広さ約40アール。食用に向かない古代米や観賞用のコメは先に刈っておき、この日は残ったコシヒカリを参加者に刈り取ってもらった。
絶好の秋晴れに恵まれ、午前9時から開会式は行ってさっそく稲刈りをスタート。参加したのは地元の人たちで、手刈りの経験のある農家の人がそれ以外の人を指導する形で作業を進め、黄金色の穂はみるみるうちに刈り取られた。
また、吉田北地区まちづくり協議会による、ご当地ヒーロー「方言戦隊 メテオレンジャー」も稲刈りスタイルで参戦し、参加者と一緒に記念撮影を撮るなど人気だった。稲刈り後は参加者におにぎりと茶をふるまった。