燕市分水地区の砂子塚で生まれたとされる伝説の鬼「酒呑童子」をモチーフとした「第11回越後くがみ山 酒呑童子行列」が27日、燕市国上、道の駅国上周辺を会場に行われ、秋晴れに恵まれ、燕市PR大使の元プロレスラー、キラー・カンさんも参加して盛り上げた。
道の駅国上駐車場の芝生広場がメーン会場で、飲食関係などの店が並んでイベント会場に。諏訪神社舞姫「豊栄の舞」、分水異業種交流会による「酒呑童子変化」、京都大江山酒呑童子まつりの紹介、ゆるキャラのえちゴンときららんも来場した。
メーンは酒呑童子行列で、353人が参加した。あらかじめつのをつけたり、マスクをかぶったり、衣装も用意したりと仮装してきた人も多く、そのうえ会場でフェースペインティングの鬼メークもあり、ふだんと違う自分の姿に気分も高揚した。
行列は先に最強鬼軍団が道の駅国上裏手の国上山の中腹を出発。最強鬼軍団は、実行委員会の運営委員や分水北地区まちづくり協議会など希望者数十人で編成。ほら貝を酒呑童子役を先頭に山を行列して下り、会場で開会式に合流した。
ステージに昨年に続いてキラー・カンさんが登場。大きな拍手でわき、カンさんの音頭で「えい、えい、おー!」勝ちどきをあげてから参加者全員で行列を出発し、うちわ太鼓やかねを打ち鳴らしながら会場周辺約2キロを行列した。鬼になりきって楽しんでいた。