燕三条の金属加工技術から生まれた前代未聞のアルミ削り出しのオブジェにCDを固定した限定アルバム、相対性理論 × Jeff Mills「スペクトル」の再販が決まり、1日から4日までこのオブジェが生まれた燕三条地域で行われる「燕三条 工場の祭典」でも販売されることになった。
販売場所は燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」、三条鍛冶道場、三条ものづくり学校の3カ所で、価格は税込み2,000円。また、工場の祭典のシンボル、ピンクのストライプで装飾した三条市の広報車2台を「巡回スペクトルカー」として、荷台にオブジェをぎっしりと並べて三条鍛冶道場と三条ものづくり学校をはじめ、何カ所かを巡回してオブジェを公開、収録曲を拡声器から流す。
このアルバムはボーカルのやくしまるえつこによる『回折』のコンセプトを基に制作された。アルミ削り出しで製造されているのでずしりと重く、CDを工業用ボルトで固定し、裏面には、ボーカルのやくしまるによる算額ドローイングがレーザー刻印されている。相対性理論の「ウルトラソーダ」と、同曲の音素材などを用いてジェフ・ミルズがが制作した「Say Tomorrow Mix」の2曲を収録する。
ことし3月に行ったライブ「回折III」の会場で限定販売したが、再販のリクエストに応えて再生産と数カ所での一般小売販売が決まった。工場の祭典のほかにも1日から東京・NTTインターコミュニケーション・センター、5日から東京・BEAMS RECORDSでもオープンプライスで販売される。
工場の祭典でデザインを担当するデザインユニットSPREADは、相対性理論のCDジャケットを手掛けていることから、CDを納めるオブジェの製造が企画された。