第35回燕青空即売会が4日、ことしも燕市物流センターのメーンの通りを歩行者天国にして開かれた。名称通りに青空に恵まれて主催者発表で58,000人の買物客でにぎわい、雨が出足を鈍らせた昨年より11,000人も多かった。
燕市の地場産業が扱う製品や燕産地のPRを目的に、半端物や型落ちなど流通ルートに流せなくなった商品を超格安販売する毎年恒例の一大イベント。燕市、燕商工会議所、協同組合つばめ物流センターが主催し、34社・団体が出店。あわせて同時開催のツバメルシェに28店が出店した。
穏やかな晴れ間が広がり、開店を待たずに午前9時前から買物客が続々と訪れた。人にぶつからないで歩くのも大変で、人垣で商品を見るのもままならず、終了の午後4時を過ぎても買物客が途絶えなかった。
鍋やフライパンなどが300円、500円などから、高級スプーンなどのカトラリー、定価5,000円以上する鍋やフライパンなども3分の1や5分の1の値札で並び、終了時間前に完売した出店社もあったり、終わりころには、少なくなった商品を「今から500円下げて○○円」、「1個500円だけど、3個で1,000円でいいよ」とさらに値下げの声も。
買物客は両手に買物した袋をさげている人も多く、なかには台車で段ボールを運ぶ人もいた。
飲食関係がほとんどのツバメルシェも行列ができ、燕市と災害協定を締結するなど交流があり、今回3回目の出店の山形県南陽市は、燕製の寸胴鍋を使って調理した芋煮1,100食が午後2時前には完売だった。
このほか、特設ステージ「ゴールデンステージ」では午前9時のオープニングでは35年間、青空即売会実行委員会の委員長を務めた株式会社エムテートリマツの鳥部勝敏社長に代わって2代目実行委員長になった株式会社ホクエツの浅野智行社長、鈴木力燕市長があいさつ。続いて矢代秀晴&サウスヒルズ、吉田睦&ザ・ゴールデンズ、落合みつをさんの演奏も行われた。