弥彦村立弥彦小学校(坂井育男校長・児童472人)は、6月に弥彦村内の踏切で死亡事故が発生したことから、JR東日本新潟支社の協力で9日、同校で初めて踏切安全教室を開き、3年生以下の児童から安全な踏切の渡り方などを学んでもらった。
6月14日、JR弥彦線四ツ谷第一踏切で、近くの石材店の役員がフォークリフトを運転していたところ電車とぶつかって死亡する事故があった。小林豊彦村長はさらなる踏切の安全をとJR東日本新潟支社に村内の踏切に警報器の設置を要望したところ、新潟支社から各地で開いている踏切安全教室を弥彦村で開く提案があり、弥彦小学校も受け入れ、村内で初めての教室が実現した。
1年生から3年生まで学年ごとに順に体育館で教室を開き、制服を着た新潟支社の職員6人が先生役だ。踏切は渡る前に左右を確認して右側を歩いて渡ることなどを模擬踏切を使った実技も行って指導し、自転車は踏切の前で降りて渡ることなどを実演した。
同校学区内には7つの踏切がある。1年生71人が参加した教室では半分近くが踏切を渡って通学していた。児童を本物の踏切と同じようにカンカンと警報が鳴り、遮断機が下りる模擬踏切に喜び、楽しみながら学んだ。
児童は「踏切の中で遮断機が下りたらどうしたらいいですか?」、「車いすが線路にはさまったらどうしますか?」と質問して熱心に。同校では入学してすぐの1年生を対象に、村の交通指導員に指導を頼み、学校の付近の道路を歩いて横断歩道の渡り方などを指導しており、坂井校長は「こうしてふだんから踏切教室を開いているJRの方から指導してもらえるのはありがたい」と話していた。