燕・弥彦総合事務組合(管理者・鈴木力燕市長)は8日、飲酒運転であることを知りながらその車に同乗した同組合職員を停職6カ月の懲戒処分とした。
停職となったのは、燕消防署勤務の21歳の男性消防士。また、管理監督責任として事務局長、消防長、消防本部次長2人、燕消防署長、燕消防署副署長を戒告とした。
この消防士は9月30日深夜、燕市井土巻地内で飲酒運転と知りながら友人の運転する自家用車に同乗したもの。ふたりは三条市内で飲酒したあと、いったんは代行で帰ったが、再び友人の運転する車に乗って近くのラーメン店で先に車を降り、友人はそのまま車を運転してひとりでたばこを買いに行ったところ、三条署の取り調べ受け、飲酒運転がわかった。
友人だけが取り調べを受けていたが、消防士は同乗していたことを認めたという。同組合では「地方公務員としてあるまじき行為であり、住民の信頼を著しく損ねましたことは誠に遺憾であり、心よりお詫び申し上げます。今後は、住民の信頼を回復するよう署員一丸となり、綱紀粛正に努めてまいります」としている。