三条市の繁華街「本寺小路」など中心市街地の飲食サービス業の活性化を図ろうと10年前に始まった「三条本寺小路あかり物語第十一章」がことしも9日から4日間行われ、初日は真宗大谷派三条別院のライトアップと園児の作ったあんどんのあかりの中で、大勢の市民がイベントを楽しんだ。
三条商工会議所観光・サービス業部会と本寺小路あかり物語プロジェクトが主催。9日からスタートし、12日までの4日間、午後6時から9時半まで三条別院の本堂をことしもブルーの投光器でライトアップする。
11年目のことし、初日のみに点灯する恒例の鉄製のあんどん約150基、キャンドルのほか、市内の幼稚園と保育園の年長児が塗り絵や絵を書いた紙製のあんどんを昨年の5倍の計500個を並べた。
午後6時にセレモニーを行い、点灯。それまで暗かった三条別院の本堂が青い光で照らし出された。
午後7時の気温は17.1度で、上着がないと肌寒くなってきたものの星空の下の境内は、家族連れやカップル、アマチュアカメラマンなどでにぎわった。
鉄製のあんどんが並ぶ本寺小路からメーン会場に向かうと、足元のあんどんの先に青い三条別院が浮かび、訪れた人から「きれいらね〜」の声があがっていた。
境内の園児製作のあんどん前では、わが子の作ったあんどんを探して記念撮影。
飲食提供ブースは、前回までの各団体が提供していたカレーラーメン、鍛冶雑炊、カクテルに替えてキッチンカーを含む7店が出店。来場者は境に用意された飲食スペースに腰を下ろし、ピザや焼きラーメン、フライドサツマイモ、コーヒーなどで一息ついていた。