コメを中心とした日本食の良さを見直し、コメと米粉の消費拡大、地産地消を推進しようと11日、燕市国上、道の駅国上のふれあいパーク久賀美で第8回料理コンクールが行われた。
料理コンクールは燕市、燕市農業委員会、燕市農村地域生活アドバイザー連絡会が主催し、ことしで8年目。「アイデア米・米粉料理」部門21品、「キャラクター弁当」部門5品、「黒米粉スイーツ&料理」部門8品の合わせて3部門に、27人から昨年より3点多い34品の応募があった。
新潟調理師専門学校の吉田育子校長が審査し、最優秀量1品と優秀賞4品、アイデア賞2品を決め、表彰した。
最優秀賞は、瀬倉かえでさん(25)=新潟市秋葉区=の「黒米蒸しまんじゅう」が受賞し、瀬倉さんには鈴木力市長から賞状と副賞の飛燕舞60kgとナシ1箱を贈った。瀬倉さんはケーキ店でアルバイトをしている。このコンクールには4回目の応募で、一昨年も「おかず」部門に応募した「やわらか豚肉甘辛なしダレ」で最優秀賞に輝いており、2年ぶり2回目の頂点を極めた。
今回は「黒米粉スイーツ&料理」部門に応募した。「黒米を使うという枠があったので、この際、本当に真っ黒になったものをつくろうと思った」と瀬倉さん。「米粉を使ったもっちり感を出すために生地をねかせる工夫もした」というこだわりの逸品だ。
審査員の吉田校長は瀬倉さんの作品について、料理は5色を入れるのがバランスがとれていると言い、黒を出すのが難しいとしたうえで、瀬倉さんの作品は「食べやすく、黒砂糖、黒米を使ってとてもいい」とし、「商品化できるのでは」と高く評価し、商品化を期待した。優秀賞と愛で賞の受賞料理は次の通り。敬称略。
賞 | 料理名 | 受賞者 | 住所 |
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優秀賞 | カラフル笹団子 | 佐藤マサ子 | 燕市白山町3 |
きららん弁当 | 米田容子 | 燕市日之出町 | |
紫宝ハート | 木村貴美子 | 燕市分水旭町1 | |
にっこりコロッケ (さつま芋入り 五目ごはんコロッケ) |
古沢雪江 | 燕市野中才 | |
アイデア賞 | 混ぜオムレツ | 遠藤良子 | 燕市真木山 |
黒い誘惑 | 鶴巻亮子 | 燕市杣木 |