三条市須頃・大島地区の須頃保育所と大島児童館を統合した三条市立須頃保育所(若井あき江所長・114人)の新施設の竣工式が13日午前10時から同保育所で行われた。
先にことし4月に両施設が統合されて須頃保育所で保育を行い、それから半年後の新施設完成となった。
建設地は両施設の中間地点あたり、下須頃地内の国道8号沿いにあるライフコメリ・ガソリンスタンドの裏手。4,277平方メートルの敷地に建つ鉄筋コンクリート造2階建、延べ床面積1,316平方メートルで、総工費は5億8,236万円。
建物は上から見ると緩やかに円弧にカーブしており、遊戯室も円形。外壁は黄色とれんが色に塗り分けられ、わくわく感がたっぷり。内部は1階と2階を貫いて行き来できる総合遊具を設置、未満児の保育を充実させた。
1階の保育室は未満児だけ。0歳児から1歳児と、2歳児の2つの保育室があり、0歳児から1歳児の保育施設は仕切り家具でスペースを変更しやすくした。幼児がひとりになれる“デン”と呼ぶ小空間をいくつか設け、シャワーも設置している。
竣工式には関係者ら40人余りが出席。年長児約30人で記念合唱したり、くす玉割りを行ったりして新しい地域の保育所の竣工を祝った。