長岡市寺泊のハーモニカ奏者、倉井夏樹さん(27)がギタリストのペティート・カイ(33)さんとのふたりのユニットで初めてのアルバム「Busk till Dawn」が7日、リリースされた。
インストゥルメンタルのオリジナル5曲と、カイさんが歌うカバーの洋画4曲の9曲を収録。これまでふたりで演奏してきた曲のベストアルバムのようになった。
エンジニアは山下達郎をはじめ数々のアーティストの録音を手がける佐藤康夫さん、ことし4月に5日間でほぼ一発撮りした。アルバムタイトルにある“Busk”は大道芸という意味で“Busking”は路上ライブの意味になる。録音も生音のライブ感にあふれている。
「レコーディングはみんなでやり取りして、アレンジしたり、ミックスしたり。いろんなこだわりが詰まっている」と倉井さん。「音を大きくしてもうるさく聴こえない、すごく聴きやすい、いい音になった」と大満足している。
倉井さんは、ことし7月にもソロで4枚目のCD「Everywhere Everytime」をリリースしているが、カイさんとふたりのユニットでは初めての作品。昨年のふたりのライブで江戸屋レーベルの関係者からCDリリースの話をもちかけられて実現した。
倉井さんとカイさんは10年来のパートナーで、「お互いにいい感じで気をつかっているのが長続きするひけつかも」と倉井さんは話している。ふたりのユニットで昨年9月にも三条市でライブを行うなど、県内での演奏機会も多い。
また、倉井さんは20日に燕市のオール・デイズ・カフェで行われる「龍麿4」のライブにもメンバーのひとりとして出演する。