弥彦を題材にした絵画を対象とする第13回「弥彦を描く」公募展が25日から11月15日まで弥彦村総合コミュニティセンターで開かれており、審査員や招待作品を含めて140点余りを展示している。
日本画と洋画の2部門に合わせて140点の応募があり、そのうち入賞、入選した日本画41、洋画89の130点を展示。加えて審査員6人と招待作家7人の合わせて143点を展示している。
初日25日は会場で開場式と授賞式を行った。入賞は日本画で16点、洋画で22点あり、その入賞者や関係者ら約50人が出席。弥彦村の林順一教育長は「年々、応募数が減少している課題もあるが、審査した先生から昨年以上にレベルが上がっていると聞いている」とし、「弥彦の秋を飾るにふさわしい充実した作品がそろった」と喜んだ。
授賞式では入賞者一人ひとりに林教育長から賞状や副賞を手渡し、審査員が講評を行った。最高賞の弥彦大賞は、日本画は斎藤圭子=新潟市秋葉区=の「ある日」、洋画は井上聖巳さん=新潟市西区=の「弥彦展望」が受賞した。それに次ぐ準弥彦大賞はいずれも燕市で日本画が霜鳥睦さんの「祭りの朝」、洋画が池田一誠さんの「陵王の舞」だった。
作品は全館を使って展示している。毎日午前9時半から午後4時まで開場、入場無料。審査員による作品解説を25日は洋画の山田一郎さんが行い、以降は29日に日本画の菊地美秋さん、11月1日に日本画の穂苅春雄さん、4日に洋画の宇賀治徹男さん、7日に洋画の中野雅友さん、15日に日本画の永吉秀司さんがいずれも午前10時半から行う。入賞者は次の通り。
日本画部門 | |||
賞 | 作品名 | 氏名 | 住所 |
---|---|---|---|
弥彦大賞 | ある日 | 斎藤圭子 | 新潟・秋葉 |
準弥彦大賞 | 祭りの朝 | 霜鳥睦 | 燕 |
奨励賞 | 早春 | 荒井潮子 | 新潟西 |
奨励賞 | 水温む | 山吉美和 | 新潟西 |
新潟日報美術振興財団賞 | 凛 | 山田京子 | 加茂 |
彌彦神社賞 | 葡萄園 | 加藤道子 | 刈羽 |
BSN新潟放送賞 | 参詣 | 渡邊督 | 長岡 |
NST賞 | せせらぎ | 若井眞知子 | 小千谷 |
三條新聞社賞 | 狛犬 | 櫻井幾夫 | 燕 |
弥彦村商工会賞 | 蘭陵王(1) | 中川由紀子 | 新潟北 |
弥彦観光協会賞 | 燈 | 佐藤澄子 | 柏崎 |
西蒲リバティライオンズクラブ賞 | 樹 | 梅沢晴美 | 新潟西蒲 |
四季の宿みのや賞 | 木立 | 松木秋佳 | 愛知名古屋 |
越後中央農業協同組合弥彦支店賞 | 雪の朝 | 新保利雄 | 小千谷 |
さくらの湯賞 | 狛犬 | 小黒正弘 | 長岡 |
(株)高倉電気商会賞 | 迸る | 坂上輝雄 | 三条 |
洋画部門 | |||
賞 | 作品名 | 氏名 | 住所 |
---|---|---|---|
弥彦大賞 | 弥彦展望 | 井上聖巳 | 新潟西 |
準弥彦大賞 | 陵王の舞 | 池田一誠 | 燕 |
奨励賞 | 風光る | 野崎富士夫 | 新潟中央 |
奨励賞 | 旧武石家 | 佐藤恵子 | 新潟中央 |
新潟日報美術振興財団賞 | 豊穣 | 飯田茉利子 | 新潟秋葉 |
彌彦神社賞 | 神馬 | 伊藤千春 | 新発田 |
BSN新潟放送賞 | 弥彦山と浅尾池 | 南文夫 | 新潟東 |
NST賞 | ふもとの仏様 | 和田幸蔵 | 長岡 |
三條新聞社賞 | 待春 | 斉藤純男 | 燕 |
弥彦村商工会賞 | 登山口 | 小杉和子 | 新潟西 |
弥彦観光協会賞 | 春が来た | 広部隆司 | 長岡 |
弥彦ライオンズクラブ賞 | 武呉大神の獅子 | 石井美奈子 | 阿賀野 |
酒蒲リバティライオンズクラブ賞 | 秋の詩 | 春日初枝 | 新潟西 |
四季の宿みのや賞 | 山の守人 | 宮路康夫 | 燕 |
山本館賞 | 秋色の弥彦公園 | 長谷川欣吾 | 三条 |
弥彦山ロープウェイ賞 | 森のバス停 | 近藤猛彦 | 新潟中央 |
新潟縣信用組合弥彦支店賞 | 安らぎの時 | 臼井一郎 | 上越 |
お宿だいろく賞 | 御神木 | 内山泰介 | 三条 |
櫻家賞 | 公園の一隅 | 鈴木貢 | 新潟南 |
名代家賞 | 千年の檸2 | 上杉清 | 新潟中央 |
まるい酒店賞 | 晩夏 | 佐藤順子 | 新潟秋葉 |
(株)第一印刷所賞 | もみじ谷1 | 斉藤妃早子 | 燕 |