3Dプリンター関連の展示は昨年より確実に増えており、なかでもCAD、CAMを販売する株式会社シーキューブ(新潟市中央区)が扱うA4のコピー用紙で3Dプリントできるフルカラー3Dプリンター「Mcor IRIS」が注目を集めていた。
この3Dプリンターを扱っているのは、県内では同社だけ。原材料はコピー用紙を重ねて入れるだけで、3Dプリントできる仕組みの説明を受けたが、あまり良く理解できなかった。
そもそも紙なので、強度は一般の樹脂を原材料としたものより弱いが、材料にかかる費用は樹脂よりも大幅に安い。
会場ではタブレットを使った簡易3Dスキャナーを使って人の上半身を約2分でスキャンし、5分ほどでデータ化する無料体験も行っている。あっという間に3Dデータになった自分をタブレット上で上下左右にグリグリ動かせておもしろい。
両者を組み合わせて人の3Dプリントを簡単に格安で作成でき、結婚式の記念撮影などに使われているという。プリンター自体の価格は800万円。