東京五輪エンブレムの問題も熱が冷めればあっと言う間に遠い過去のようになってしまったが、燕市の青空市「ツバメルシェ」のロゴにテイスト似たロゴが遠く岐阜県にあった。
岐阜県岐阜市日ノ出町の和菓子店「ツバメヤ」の焼き菓子「ツバメサブレ」がそれだ。パッケージは赤と青の2色印刷。ロゴはレトロなイメージの書体で、文字は青だが「バ」と「ブ」の濁点だけ赤で印刷してある。
一方、燕市の「ツバメルシェ」のロゴも文字は青。「バ」の濁点に加えて「ツ」と「シ」の点の部分も赤。さらにどちらのロゴも赤い丸をほぼ真円で表現しているあたりも良く似ている。
「ツバメサブレ」はことし9月の発売。「ツバメルシェ」のロゴは昨年の作成なので「ツバメルシェ」が盗作を疑われることはない。ツバメヤのサイトには、東京ヤクルトスワローズのリーグ優勝効果で売れ行き好調と紹介された記事が掲載されている。
「ツバメサブレ」は110グラム入りで税別360円。さっそく実食してみた。袋からサブレを取り出すと期待したツバメの形ではなく、丸いサブレだったが、香ばしくておいしい。
燕市は東京ヤクルトスワローズとコラボレーションを始めて以来、「ツバメ」に敏感になっており、「ツバメサブレ」もそのアンテナに引っかかった。ロゴデザインが似ていることについてはまったく問題にするようすはまったくない。
それどころかどちらかと言えば歓迎ムードで、一緒にコラボできないかと考るほど。「ツバメルシェ」に「ツバメサブレ」がお目見えする日が来るかもしれない。