燕市熊森、バー「Arm BAR(アーム・バー)」(杉本大樹店主)がオープン4周年を記念して15日、燕市分水福祉会館でお笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭壱さんによるお笑いライブを行い、120人余りが来場して山本さんの舞台に大爆笑した。
音響やカメラなどのスタッフも同行。山本さんは、次々と衣装替えして歌手、フィギュアスケート選手、清掃員など架空のキャラクターを一人芝居のスタイルでユニークに演じた。
山本さんが姿を現すと場内は大歓声。9年近いブランクがあったが、短髪にした山本さんはそれ以前にテレビで見ていたのと変わらないイメージで、歌で客とコール&レスポンスしたり、客をステージに上げたりと客もいじって笑いにつなげた。
新潟はほぼ初めての印象とのことで、見聞きしたばかりの新潟もネタにした。自販機マニアもうまらせる分水地区のレトロなドライブイン「公楽園」をテーマにした即席の歌も披露し、「あれはいいんですか?。だめでしょ!」と笑わせた。
田んぼで見た白い鳥はツルだと聞いたと言ったが、客にサギだと突っ込まれると「あれがサギだったら、ツルと言ったやつは詐欺やで!」の駄じゃれに大爆笑。「2文字の駄じゃれは駄じゃれと扱っちゃだめ!」と客をしかりながら「悪い気はせんけどな」とまた笑わせた。
ほかにも燕市出身の元プロレスラー、キラー・カンさんや「燕市」という市名のおもしろさやことしの東京ヤクルトスワローズの活躍なども話題にした。
最後に山本さんはあいさつで、「加藤(浩次さん)がほぼネタを書いていたわけですから」、「ひとりでやったらこんなもの」と謙そんしたが、客は大満足。ライブ後、山本さんは出口で一人ひとりと握手し、求めに応じて一緒に記念写真に納まっていた。
店主の杉本大樹さん(38)は、「大勢の人が来てくれて良かった。来年の5周年もお笑いライブができれば」と話していた。