TPPの大筋合意など農業経営が転換期にある今、農業者を対象とした全2回の研修会「社長・OYAKATA塾〜組織(家族)が一体となって逆風に立ち向かうには〜」が11月19日と12月10日に三条市・餞心亭おゝ乃で開かれる。
三条地域振興局農業振興部と県央農業振興会議担い手・経営部会が主催し、「経営環境に逆風が吹いているとき、社長がしなければならないこと」をテーマに初めて開く。
1回目は11月19日午後3時から5時まで。中小企業診断士の高野裕(株)パートナーズプロジェクト代表取締役を講師に、講演「(仮題)中小企業が逆境を乗り越えるために考慮すること〜他産業の取組を交えて〜」を聴いたあとディスカッションなどを行う。
2回目は12月10日午後3時から5時まで。旧横越町の農業法人(有)エーエフカガヤキの立川幸一代表取締役を講師に、「(仮題)危機の乗り越え方」の講演を聴き、ディスカッションを行う。同法人は水稲、イモ類、スイートコーンなど露地野菜の生産、直売所経営などを行っている。広く後継者を求めることを目的に法人化し、設立当初は赤字続きの苦しい経営だったが、その後、消費者のニーズをつかんで対応する農業に方向転換し、経営を立て直した。
募集対象は、農業法人、生産組織や個別経営の経営者やその家族、法人・組織の構成員、関係機関職員などおおむね50人。研修の参加費は無料だが、1回目の終了後に同会場で開く懇親会に参加したい人は、会費5,000円が必要。研修会と懇親会の参加申し込みや問い合わせは、三条地域振興局農業振興部企画振興課(電話:0256-36-2255)へ。