燕市文化会館はことしも「勤労感謝の日」の23日、同会館で「Tsubame Rock & Folk Festa 2015」を開き、9団体が出演、300人近くが来場して例年にない盛り上がりだった。
地元の軽音楽の愛好者から年に1度、本格的な音響と照明でホールライブを味わい、練習の励みにしてもらおうと毎年、開いている。
毎年20バンド近くが出演しているが、ことしは予算が縮小されたこともあって出演を10団体までに限定した。ところが逆に出演申し込みは例年より多く20団体を超え、じゃんけんで10団体にしぼった。
貴重な出場権なのに、当日になってメンバーが病気でキャンセルしたバンドがあって結局、9団体が出演した。1団体20分の持ち時間で、ロック、フォーク、フュージョン、レゲエ、パンクロックなどバラエティーに富んだジャンルの演奏を聴かせた。
レベルの高いバンドが多く、来場者の多くは知り合いのバンドを目当てに訪れたが、そのほかのバンドの演奏にもじっくりと聴き入っていた。司会はFM PORTナビゲーターで番組「Sw!tch」を担当する中村ちひろさん。出演者と軽妙なかけあいでバンドの入れ替えの時間も楽しませてくれ、それもあって来場者と出演者の息が合ったホットなライブだった。
中村さんも「音楽が好きで年に何度もプロのライブを見るが、それと変わらないくらいすばらしい演奏だった」と予想を大きく上回る演奏の質に驚いていた。