燕三条地場産業振興センター(理事長・鈴木力燕市長)が「燕三条地場産センター」として国道交通省道路局の「道の駅」に登録されたのに伴って25日、同センターで道の駅の登録証伝達式が行われた。
同センター理事会を前に午前10時から同センターで伝達式が行われ、理事らも出席。国交省北陸地方整備局の小山浩徳道路調査官から理事長の鈴木燕市長に額入りの登録証を手渡した。
小山道路調査官はあいさつで「登録によってさらなる情報発信の拠点として機能し、ますます地域の産業が発展し、あわせて後継者の育成も図られていくことを非常に期待している」と述べた。
鈴木燕市長は、今の旅行形態は団体旅行というよりは。むしろシニアを中心に個人旅行が中心になりつつあり、「まさに時流に合ったなかで道の駅に来ていただき、大勢の皆さまからこの地に足を運んでもらい、そこで県央地域のいろいろな品々をお買い求めていただけばと大いなる期待をしている」とした。
同センターは1988年のオープン。昨年度から道の駅への登録を目指して作業を進め、登録の要件に24時間利用可能なトイレを満たしていなかったが、今年度予算に屋外トイレ建設費を計上し、来年3月25日のオープンに向けて同センター前に屋外トイレ、公衆電話、休憩スペースの設置を進めている。トイレは男性用2器、女性用3器と多目的1器を設置する。
屋外トイレが整備できる見通しになったことから5日付けで登録が決まった。これで全国の道の駅は合計1,079駅、県内は38駅となった。