三条市総合運動公園の指定管理者、株式会社丸富は、日野自動車ラグビー部に所属する山下大悟選手を講師に21日、三条パール金属スタジアムで小学生を対象とした「はじめてのラグビー教室」を開き、小学生30人とおとな9人が参加してラグビーのおもしろさを体感した。
神奈川県に自宅のある会津さんと山下さんは、それぞれ小学校6年生の子どもが同じサッカークラブ「横浜バディ」に通っていることから親しくなり、その縁でこの日のラグブー教室が実現した。
山下さんは早大ラグビー部主将で全国大学選手権を制覇し、日本代表にもなっている。早大ラグビー部のコーチも務める。あわせて日野自動車所属の君島良夫選手、山下さんとともに早大で日本一に輝いた椛沢保夫早実コーチ、慶大、サントリーに所属して今は新潟市に住む浦田修平さんら合わせて4人のトップラガーマンが指導した。
参加したのは燕三条地域のほか、新潟市や長岡市のラグビーやサッカーのチームに所属する小学生で、外野の芝生を会場にパスゲームやタグラグビーを行い、フェンスに設置したゴールポストでキックも体験した。
山下さんにとっても野球場の芝生でのラグビーは珍しい経験だったが、「芝生は気持ちが良かった。皆さんのおかげで楽しくできた」と言い、スポーツ関連企業が協賛してくれたことも喜んだ。ラグビーW杯での日本代表の歴史的な大活躍で、国内はラグビーブームにわいており、山下さんは「国内クラブが普及活動をしていて、日本ラグビーは行政やNPOが一体となって活動することが大切」と話した。