「観光立県に向けた人材育成戦略〜新潟県の観光産業の展望と課題を考える〜」をテーマにした「大学と地域の協働による観光活性化フォーラム」が12月13日午後1時半から燕三条ワシントンホテルで開かれる。
内容は、記念講演、基調報告、パネルディスカッションの順に行う。記念講演は国土交通省北陸信越運輸局・交通政策部長の瀬井威公(せい たけひろ)氏が「地域の振興に貢献する観光振興のあり方」をテーマに講演する。瀬井氏は昨年度まで同企画観光部長を務めている。
基調報告はJTB総合研究所執行役員企画調査部長の波潟郁代(なみがた いくよ)氏が「新潟が観光で輝き続けるために〜観光の課題と人財づくり〜」で行う。
パネルディスカッションのパネリストは、いずれも新潟経営大学地域活性化研究所(所長・吉田一郎教授)の客員研究員である株式会社日本旅行西日本営業本部・小畑博正(おばた ひろまさ)氏、新潟大学大学院自然科学研究科特任助教・滝沢憲一(たきざわ けんいち)氏、福島大学研究振興課特任専門員のブレンディ・バロリ氏の3人と基調報告の波潟氏。新潟経営大学のイワン・ツェリッシェフ氏が司会を務め、4時40分に終わる。
主催するのは、「大学と地域の協働による観光活性化モデル事業協議会」(会長・渡辺保新潟経営大学長)。新潟経営大が平成28年度に観光経営学部を開設するのに向けてことし6月、新潟経営大と県、県央地域5市町村、燕三条地場産業振興センターで構成し、ことし6月に発足。地域を担う人材育成と観光を通じた地域活性化に取り組む事業として今回のフォーラムを企画したもので、新学部創設に向けた意識を醸成したい考えもある。
県央地域に限らず観光業や地域活性化にかかわる人たちに広く参加を呼びかけている。定員180人、参加費無料でフォーラム後の懇親会に参加する人は会費3,000円。参加申し込みや問い合わせは新潟経営大学総務課(電話:0256-53-3000、ファクシミリ:0256-53-4544)へ。